第2章 最近の我が国ODA評価に関する改善の動き


4.「ODA評価研究会」の設置


ODA評価研究会第1回会合
ODA評価研究会第1回会合

 評価手法や効果的なフィードバックのあり方について専門的な検討を行うため、援助評価検討部会の下に「ODA評価研究会」(仮称)の新たな設置が提言されています。 この委員会では、(1)政策レベル及びプログラム・レベルの評価手法、(2)フィードバック体制、(3)評価人材の育成、(4)ODA関係省庁間の連携等のテーマについて議論が行なわれる予定です。 今年度に外務省が実施する「政策レベル及びプログラム・レベルの調査手法等に関する調査研究」や、「評価人材の育成に関する調査研究」などの研究成果も踏まえ、ODA評価体制の改善に関する実務的な提言が取り纏められ、更なるODA評価体制の改善に資することが見込まれます。 また、ODAに関する評価は、外務省だけが実施していても不十分であり、ODAを実施している関係省庁からのオブザーバー参加を得て、政府全体としてのODA評価の連携についても議論してもらえることを期待しています。 なお、同委員会は、7月中旬に設置され、第一回会合が開催されました。


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