第2章 最近の我が国ODA評価に関する改善の動き
5.第三者評価の拡充
第三者による評価体制の充実が随所で言及され、より具体的には、大学の教授等の学識経験者、会計監査法人、NGO、シンクタンク、コンサルタント等の積極的な活用が提言されています。 また、NGOとの合同評価や、市民参加によるODA民間モニター制度等の拡充も提言されています。
外務省では、従来からこれら第三者に委託して実施するODA評価を実施してきましたが、有識者評価や、シンクタンク、コンサルタントによる評価など第三者に委託して実施する評価を今後とも拡充していきます。 また、JICA・JBICでも、今後これらの第三者による評価をさらに拡充していく方針です。
さらに、外務省では従来からNGOとの合同評価(※2)を実施してきましたが、今年度から拡充する方針です。 また、ODA民間モニター制度によって派遣するモニターの数を昨年度は倍増しましたが、今後も引き続き拡充していく方針です。
(※2) 外務省とNGOが共同で実施する評価で、ODA案件とNGO案件をそれぞれ学習・評価・提言することにしています。
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