(財)海外漁業協力財団(海外漁業協力事業)の概要と実績
- 設立経緯及び根拠・目的
(財)海外漁業協力財団は、我が国と漁業の分野で関係のある諸沿岸国の水産業の開発振興等のための経済協力、技術協力を行い、我が国海外漁業協力事業の円滑な促進を図るとともに、我が国漁業の安定的な発展に資することを目的として、1973年6月に設立されたものである。
- 最近の活動内容
(財)海外漁業協力財団は、本邦企業が海外漁業協力事業を実施するために必要な資金(①無利子融資:相手国政府等に対する水産施設等の譲渡、相手国において行う開発可能性調査等技術協力等②低利融資:現地法人に対する出資、現地法人に対する漁船、冷蔵庫等の取得に必要な資金の貸付け等)の融資のほか、海外における漁業開発のための技術協力、海外との漁業に関する交流の促進、漁業技術専門家の確保、養成及び海外派遣、海外漁業等に関する情報の収集及び提供等を行っている。
1996年度及び1997年度の過去2ヶ年における開発途上国における海外漁業協力事業に対する貸付けは、我が国の海外漁場の確保との関連において、ソロモン諸島、中国、マダカスカル、モザンビーク、アルゼンティンにおける我が国と漁業合弁を行っている現地法人の設備資金(漁船購入、水産加工設備等)やミクロネシア、アルゼンティンにおける沿岸漁業等の開発振興に必要な資金について6ヶ国、12件を実施した。
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