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I-16 第2回ODA評価東京ワークショップ


2002年11月13、14日、前年に引き続き、外務省主催の「第2回ODA評価東京ワークショップ」が国連大学にて開催されました。アジア17か国及び国際機関の評価関係者並びにわが国の政府関係者他約50名の出席を得て、最近の評価を巡る潮流や各国の取組状況等、活発な意見交換が行われました。また、会議は一般にも公開され、学識経験者、NGO、コンサルタント等約100名が傍聴しました。
国際社会において、効果的・効率的なODAを実施するために評価が重要であるとの認識が深まっており、それに伴って、モニタリング・評価は開発援助のシステムに組み込まれるようになっていることが参加者の共通認識として確認されました。また、その対象や時期についてもプロジェクトレベルから政策・プログラムレベルまで、更に事前から中間、事後に至る全ての段階で一貫した評価が行われることが重要であり、ODAを適確に管理するためにも、企画・立案段階から指標設定に取り組むべきであるとの共通認識も得られました。
今回のワークショップでは、評価におけるドナー及びパートナーの連携と、そのためのパートナー国の評価能力向上の必要性が認識され、評価協会の創設が提案されたことは成果の一つといえます。また、国民に対するアカウンタビリティ(説明責任)の確保が課題となっている中、一般にも広く公開され、有意義なワークショップとなりました。

 
オープニング・セッション


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