「弾道ミサイルの拡散に立ち向かうための国際行動規範(ICOC)」
(普遍化のためのパリ会合)
(概要と結果)
平成14年2月
1. |
概要
2月7~8日、パリにおいて「弾道ミサイルの拡散に立ち向かうための国際行動規範(ICOC) 」に関する普遍化のためのパリ会合が開催された。この会合は、これまでMTCRの場で作られてきたICOCを非MTCR参加国も含む多国間の枠組みに開放し、全ての国が平等な立場で議論する機会を提供するもの。MTCR参加国33ヶ国に加え、弾道ミサイル活動を行っている中国、印、パキスタン、イラン、リビア、イスラエルを含む78ヶ国が参加した。
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2. |
結果
(1) |
弾道ミサイル活動を行う主な非MTCR参加国の参加を得て、弾道ミサイルの拡散問題やICOCについて本質的な議論が行われた。弾道ミサイルの拡散が国際の平和と安全にとって問題となっているとの認識にチャレンジするものは少なく、この問題が国際的な取組に値するとの共通理解の基盤はある程度形成されたことが示された。
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(2) |
今後のプロセスについて具体的な議論はなされなかったが、スペイン(EU議長国)より、次回会合開催の用意が表明された。
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目次
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