豪提案の要旨
QELROs
- 先進締約国は、5つの指標(人口増大見通し、一人当たりGDP成長の見通し、GDPにおける排出原単位、輸出における排出原単位、輸出における化石燃料原単位)をもとに、各国別に差別化した目的をもつ。
- ネットアプローチ、バスケットアプローチを採用する。
- 排出バジェット、繰り越し(banking)、前借り(borrowing)、排出権取引、共同実施は柔軟性を与えるものであり、考慮する必要がある。
- 各国のQELROsは二国間ベースを基本とした交渉プロセスにより決定する。
政策及び措置
- 先進締約国は国家行動計画(政策・措置、それらの効果の具体的な評価、実施の実績を示すための実績指標(performance indicator))を作成し、条約で規定する国別通報にこれを含め、締約国会議と締約国の会合にコピーを提出する。
約束のレビュー
- レビュー時期は原則として定期的だが、自国の状況に予見できない変化が生じたときは、不定期に締約国がレビュープロセスを発動してよい。
- レビュー後に、締約国の会合は当該締約国の目的を修正する勧告を行ってもよい。
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