EU提案の要旨
QELROs
- EU全体で、3温室効果ガス(CO2、CH4、N2O)合計の排出量(GWP換算)を、1990年比で2005年までに7.5%、2010年までに15%削減する。HFC、PFC、SF6については2000年までにQELROsに盛り込む(バスケット)。対象国は附属書X国(OECD諸国と経済移行国)
- EU環境理事会の決定では各国ごとの排出削減目標が提示されている。
・ルクセンブルグ | -30% | ・フランス | 0% |
・ドイツ | -25% | ・フィンランド | 0% |
・オーストリア | -25% | ・スウェーデン | +5% |
・デンマーク | -25% | ・アイルランド | +15% |
・英国 | -10% | ・スペイン | +17% |
・オランダ | -10% | ・ギリシャ | +30% |
・ベルギー | -10% | ・ポルトガル | +40% |
・イタリア | - 7% | | |
政策及び措置
- 一般的な約束として、付属書X国は再生可能エネルギー、エネルギー効率基準、ラベリングその他の製品関連措置、吸収源保護等を実施。
- 更なる約束として、付属書X国は
・附属書A(共通の政策・措置)に掲げる政策・措置を実施
・附属書B(他の締約国と共同で実施することについて高いプライオリティーが与えられるべき措置)の実施、相互調整に高いプライオリティーを与える。
・附属書Cに掲げる政策・措置は国情に応じて、実施する。
フレキシビリティ
- まず付属書X国間及び自主的に排出削減目標の達成を約束する他の締約国との共同実施を主張。その他の締約国との共同実施は、締約国会議にてさらに検討
情報の送付、レビュー
- 国別通報に政策・措置を含めて通報する。
- 締約国会議は約束の当否についてレビューを行う。また、すべての附属書の内容と範囲を定期的にレビューし、アップデートを行う。
すべての国の約束
- すべての締約国は、以下の分野に関する措置を実施する。
・国内プログラム、目録、報告
・二国間・多国間協力
・国際機関への参加
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