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人権・人道

別添2.北海道ウタリ生活実体調査結果の概要


北海道庁の資料を基に北海道開発庁において作成。

1.人口


23,830人
[ 551人(2.3%)減少]
人口

2.世帯数


7,328世帯
[ 160世帯(2.2%)]
世帯数

3.産業別就業者比率

産業別就業者比率

4.生活保護率


3.88%
[ 2.21ポイント減少]
生活保護率

5.進学率(高校)


87.4%
[ 9.0ポイント増加]
進学率(高校)

6.進学率(大学)


11.8%
[ 3.7ポイント増加]
進学率(大学)

7.アンケート調査の結果

(1)アイヌの人達に対する対策の要否(%)

アイヌの人達に対する対策の要否(%)

(2)アイヌ文化の保存継承

アイヌ文化の保存継承

(3)最近(6, 7年前から)の差別経験の有無(%)

最近(6, 7年前から)の差別経験の有無(%)

(4)北海道が国に要望しているアイヌ新法についての知識(%)

北海道が国に要望しているアイヌ新法についての知識(%)

 この調査において、「アイヌ」とは、「地域社会でアイヌの血を受け継いでいると思われる方、また、婚姻・養子縁組等によりそれらの方と同一の生計を営んでいる方、」とした。
 ただし、アイヌの血を受け継いでいると思われる方であっても、アイヌであることを拒否している場合は調査の対象とはしていない。

「調査時点」

 平成5年6月1日(平成6年4月公開)

「調査項目」

1 市町村調査: アイヌの方々の居住する市町村を対象として、人口、就業者、生活、教育等の実況について調査
2 地区調査: 各市町村のアイヌの方々の居住する地区を対象として、人口、生活保護、課税の状況について調査
3 世帯調査: 無作為抽出した300世帯を対象として、家族の状況、所得の状況等について面接調査
4 アンケート調査: 世帯調査実施の世帯15才以上の世帯員を対象としてアンケート調査

「調査の経緯」

 過去、昭和47年、54年、61年に調査を実施(7年ごと)

3 アイヌの人たちに対する差別について

 「最近(6, 7年前から)において、何らかの差別を受けたことがありますか」との質問に対しては、表67のとおり、「差別を受けたことがある」が7.3%、「自分に対してはないが、他の人が受けたのを知っている」が10.1%、「受けたことがない」が2.0%となっている。
 また、「差別を受けたことがある」または「自分に対してはないが、他の人が受けたのを知っている」と答えた人に対して、「どのような場面で差別を受けましたか」と聞いたところ、表68-1のとおり、「学校で」が最も多く42.0%、次いで「結婚のことで」23.2%、「職場で」17.9%の順になっている。

表7 最近(6, 7年前から)において、何らかの差別を受けたことがありますか

(%)
区   分   構成比
(642人)
実 数
1.差別を受けたことがある 47 7.3
2.自分に対してはないが、他の人が受けたのを知っている 65 10.1
3.受けたことがない 398 62.0
4.わからない 90 14.0
5.不祥・無回答 42 6.6

表68-1 どのような場面で差別を受けましたか

(%)
区   分 構成比
(112人)
1.就職のとき 9.8
2.職場で 17.9
3.結婚のことで 23.2
4.学校で 40.2
5.交際(つきあい)のことで 10.7
6.行政(国都道府県市町村)から 0.9
7.その他 13.4
 複数解答

 さらに、「差別を受けたことがある」叉は「自分に対してはないが、他の人が受けたのを知っている」と答えた人に対して、「どのような差別を受けましたか」と聞いたところ、その内容を大別すると、表68-2のとおり、「アイヌであると指摘され、馬鹿にされた」25.0%が最も多く、次いで「アイヌを理由に交際、結婚を断られた」17.0%、「身体的特徴、容姿について指摘された」6.3%の順になっている。

表68-2 どのような差別を受けましたか。

(%)
区   分 構成比
(112人)
1.アイヌを理由に交際、結婚を断られた」 17.0
2.アイヌであると指摘され、馬鹿にされた 25.0
3.身体的特徴、容姿について指摘された 6.3
4.その他 18.8
5.具体的にないS 31.3
 複数解答

 「差別を受けたことがある」まあは「自分に対してはないが、他の人が受けたのを知っている」と答えた人に対して、「差別をなくすためには、どのようにすれば良いと思いますか」と聞いたところ、その内容を大別すると、表68-3のとおり、「話合いにより相互理解を図る」が26.8%が最も多く、次いで「社会教育、学校教育の場で正しい教育を行う」が18.8%となっている。

表68-3 差別をなくすためには、どのようにすれば良いと思いますか。

(%)
区   分 構成比
(112人)
1.社会教育、学校教育の場で正しい教育を行う 18.8
2.啓発活動により理解を図る 5.4
3.生活の格差を是正する 1.8
4.アイヌ自身の生活態度や気持ちの問題 5.4
5.話合いにより相互理解を深める 26.8
6.マスコミなどで大きく取り上げない 1.8
7.その他 6.3
8.具体的記入なし 34.8
 複数解答


目次


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