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経済

日韓FTA締結交渉第4回会合の概要


平成16年6月25日
外務省、財務省、農林水産省、経済産業省


 6月23日(水)から25日(金)まで、東京において日韓FTA締結交渉第4回会合を開催したところ、概要以下のとおり。

1.全般

(1) 全体会合の他、(a)物品貿易、(b)非関税措置、衛生植物検疫措置、貿易の技術的障害、(c)投資、サービス、人の移動、(d)その他貿易関連事項(政府調達、競争、知的財産)(e)協力、(f)相互承認の各グループを開催し、条文案やその他関心事項について議論を行った。

(2) 第5回交渉は、8月23日から25日まで、韓国で開催する予定である。


2.分野別概要

(1) 物品貿易
 一般的なルール、セーフガード、原産地規則、税関手続、ペーパーレス貿易の条文案について前回会合に引き続いて議論し、双方の条文案についての理解を更に深めた。
 関税撤廃についてその交渉の進め方等につき意見交換した。

(2) 非関税措置(NTM)、衛生植物検疫措置(SPS)、貿易の技術的障害(TBT)
 NTM:条文案についての議論を開始した。
 SPS及びTBT:規定の必要性について引き続き議論した。

(3) サービス貿易及び投資(人の移動を含む)
 サービス貿易:条文案について引き続き議論し、協定の基本的構造、権利・義務について理解を深めた。原則として自由化を義務づける方式を採ることについては基本的に一致し、今後引き続き詳細を詰めることになった。
 投資:日韓投資協定と本協定との関係の整理や、日韓投資協定の改善点等について更に議論した。
 人の移動:双方の条文案について引き続き議論し、互いの立場について理解を深めた。韓国側より改めて恒久的査証免除について強い関心が表明された。

(4) その他貿易関連事項(政府調達、知的財産権、競争)
 政府調達:双方の条文案について引き続き議論した。互いの政府調達制度についての情報交換を行い、理解を深めた。
 知的財産権:条文案についての議論を開始し、双方の条文案について質疑応答を行った。
 競争:双方の条文案について引き続き議論し、理解を深めた。基本的方向についての一致を再確認した。

(5) 協力
 各種協力分野について、主に韓国側提案について質疑応答し、今後、今次協議をもとに、さらに資料等を交換し、議論を深めていくこととした。

(6) 相互承認
 複数の分野について、双方の国内規制制度について情報交換を行うことにより理解を深め、相互承認の可能性等について議論した。


(別添)


日韓FTA締結交渉第4回会合主要出席者


日本側: 藤崎 一郎 外務審議官(首席代表)
  西宮 伸一 外務省アジア大洋州局審議官
  青山 幸恭 財務省大臣官房審議官(関税局担当)
  内藤 邦男 農林水産省大臣官房国際部審議官
  桑原  哲 経済産業省通商政策局審議官
  山本 栄二 在韓国日本大使館公使
  (この他、金融庁、総務省、公正取引委員会、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省より課長クラス乃至代理が出席)


韓国側: 金鉉宗(キム・ヒョンジョン) 外交通商部通商交渉調整官(首席代表)
  金漢秀(キム・ハンス) 外交通商部FTA担当審議官
  李泰鎬(イ・テホ) 外交通商部FTA担当審議官
  黄淳澤(ファン・スンテク) 外交通商部 地域通商局審議官
  李承勲(イ・スンフン) 産業資源部国際協力投資局長
  (このほか、外交通商部、財政経済部、農林部等の課長級が出席)


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