日韓FTA締結交渉第1回会合の概要
平成15年12月22日
外務省、財務省、農林水産省、経済産業省
12月22日、ソウルにおいて日韓FTA締結交渉第1回会合を開催した(主要出席者リスト)ところ、概要以下のとおり。
1.全般
(1) |
交渉の枠組みにつき合意。 |
(2) |
次回会合は、2月23~25日、東京で開催。 |
2.概要
(1) |
交渉の枠組みについて以下を確認。
(イ)基本原則
包括性、実質的な自由化、相互利益の拡大、WTOルールとの整合性を基本原則とすることを確認。
(ロ)交渉体制及びスコープ
各回の交渉は全体会合及び交渉グループ会合より構成される。全体会合は、両国の首席交渉代表による共同議長とし、交渉グループの議論を統括。
下記のスコープに関し、次のカテゴリーに分けて交渉を行う(注)。
A: |
総則、紛争解決、最終規定 |
B: |
物品貿易(関税、貿易救済措置等) |
C: |
非関税措置、SPS、TBT |
D: |
サービス貿易及び投資(金融サービス及び電気通信サービスを含むサービス貿易、人の移動、投資) |
E: |
その他貿易関連事項(政府調達、知的財産権、競争) |
F: |
協力(貿易投資促進、中小企業等) |
(ハ)会合開催地及び頻度
日本及び韓国交互の開催とし、当面2ヶ月に1度の開催。
(注)相互承認についての交渉グループについては、今後文書をもって交渉開始の必要事項を確認し、韓国側が同事項を受け入れれば、同グループを設けることとした。
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(2) |
次回会合は、2月23~25日、東京で開催する。
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