日・タイ経済連携協定(EPA)交渉第1回会合の概要
平成16年2月17日
外務省、財務省、農林水産省、経済産業省
2月16、17日、タイのバンコクにおいて日・タイEPA交渉第1回会合を開催した(主要出席者リスト別添)ところ、概要以下の通り。
1.全般
(1) |
基本原則
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(2) |
分野毎に専門家会合を開催し、交渉の進め方等について意見交換。
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(3) |
次回会合は、4月7日~9日(必要があれば10日まで)、東京にて開催。
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2.概要
(1) |
交渉の枠組みについて以下を合意。
(イ) |
基本原則
包括的・実質的な二国間貿易・投資の自由化、相互利益の強化、WTOとの整合性、建設的、積極的かつ柔軟性を持った交渉の実施等を基本原則とすることを確認。
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(ロ) |
交渉体制及び交渉範囲
- 交渉は首席代表レベル会合及び実務者レベル会合より構成される。
- 首席代表レベル会合は、両国の首席代表を共同議長とし、実務者レベル会合の議論を統括する。
- 下記の分野に関し交渉を行う。
- 物品貿易(関税・非関税措置、原産地規則、税関手続、貿易救済措置)
- サービス貿易(人の移動を含む)
- 投資
- 相互承認・基準認証
- 競争政策
- 知的財産
- 政府調達
- 協力/円滑化(農林水産業協力、情報通信技術、ペーパレス貿易、科学技術・エネルギー・環境、教育・人材育成、観光、中小企業、貿易投資促進、金融サービス協力、ビジネス環境整備)
- 総則、最終規定、紛争解決
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(ハ) |
会合開催及び頻度
原則として、日本及びタイ交互の開催とし、当面2ヶ月に一度の開催。
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(2) |
分野毎に専門家会合を開催し、交渉の進め方等について意見交換を行った。
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(3) |
次回会合は、4月7日~9日(必要があれば10日まで)に開催。
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