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国際シンポジウム
「21世紀の展望:地球社会と国際協力のあり方」

討議趣旨(福岡県)

 21世紀を目前に、情報技術等の発展は「グローバリゼーション」を一段と加速させているが、国際社会には大きな「歪み」が生じている。国連開発計画(UNDP)は、「人間開発報告」(1999年)において、昨今の「グローバリゼーション」は、人権、公正、人間の安全保障、環境保護、貧困緩和等の配慮を欠いていると問題提起している。さまざまな領域にて確かにグローバルな統合が進むが、他方ではマージナライズされた人々が数多く生み出されているのも現実である。今、まさに、「セーフティ・ネット」施策の強化を視野に入れた、グローバル・コミュニティの連携や「知の結集」が急がれ、今後は国際協力においても新たな枠組みづくりが重要な課題となろう。
 本シンポジウムでは、こうした地球規模の課題に対して、有効なコンセプトとされる「地球公共財」をもとに、21世紀に最も重要なカギを握るグローバル市民社会が何を成しうるのかを議論する。

セッション1.21世紀の地球社会を考える

 このセッションでは、21世紀により一層の深化をとげるであろうグローバル市民社会のすがたを素描し、さらに「リーダーシップ」や「知識」の新たな意味合いを概観する。そして、こうした21世紀グローバル市民社会の中核的な概念になると考えられる「地球公共財」等について討議を進める。

セッション2.各論A 地球社会と地域の環境問題

 1990年代、環境に関わるひとつの重要なコンセプトは「環境的公正」である。生態的なつながりで規定される「生命地域圏」において、社会的問題を含めて環境問題に取り組む運動が重視されている。このセッションでは、21世紀グローバル市民社会の抱える諸問題より、まず「環境」にスポットをあて、これまでのおもな論点や今後の課題などを整理しながら、地球レベルで整備すべき枠組みや共有すべき知恵を考える。

セッション3.各論B 地域の経験と知恵の共有:都市災害からの復興

 世界の大半の人々が都市に暮らす時代を迎え、自然災害に対する人間の生活基盤が脆弱化している。都市災害からの復興に関連し、私たちはいかなる「経験知」や技術を蓄積してきたのであろうか。このセッションでは、地域の経験から得られた知識を地球全体の公共財として共有していく枠組みを考察する。

セッション4.私たちが築く地球社会:新たな国際協力のあり方をめざして

 市場経済が主導するグローバリゼーションのなか、マージナライズされる人々への「セーフティ・ネット」の構築にむけて、災害や環境などの異分野の知識が21世紀グローバル市民社会にて統合され、まさに「地球公共財」として共有される必要があろう。このセッションでは、これまでの議論をもとに、今後の地球社会における新たな国際協力のあり方を考える。

目次



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