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の設置について (平山委員長による記者会見における発表) 平成16年6月3日 先ほど、ここ外務省において日本側の「日韓友情年2005」の実行委員会設立会合が行われ、実行委員会が正式に設置されましたので、ここに報告致します。韓国でも、本日諮問委員会の設置が正式発表されました。昨年6月、小泉総理と盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とは、国交正常化40周年にあたる2005年を日韓両国民の相互理解と友情を増進する機会とし、各種交流事業を推進することで合意しました。その後両政府間でその名称を「日韓友情年2005」とし、キャッチフレーズを「進もう未来へ、一緒に世界へ」と決めました。本日両国で発表し、皆様にご紹介する運びとなったわけです。 この友情年は来年1月から12月までの一年間です。その間、文化・経済・社会などのあらゆる分野における交流を進め、21世紀を共に歩むパートナーとしての日韓関係の礎を築いていくことが目的です。この一年が文字通り日韓国民間の「友情」を育む年となるためには、何よりも両国国民の参加が重要であります。 これまで韓国にゆかりのある方もない方も、是非、隣国である韓国に関心を持ち、友情年に参加して頂くよう呼びかけたいと思います。今、日韓は「一日生活圏」といわれています。多くの方が韓国を一度訪れ、その文化・社会に直接触れてもらいたいと思います。また、更に多くの韓国の方が日本を訪れ、日本を知って下さることを希望します。 韓国映画を見る、韓国へ観光旅行をするといった身近なことから始まり、さらには実際の人と人との交流へと発展してほしいと思います。そして、キャッチフレーズに「進もう未来へ、一緒に世界へ」といいますように、日韓の人々がともに参加し、ともに体験する多くの機会が生まれることを期待します。全国に広がる100を超える姉妹都市間の交流や、地域における市民参加の交流がその大切な基礎となり得ます。また、特に21世紀の日韓関係の担い手となる若者の交流を深めることが期待されています。その一つとして、日韓双方の中高生による修学旅行の実施促進が期待されており、この3月から、韓国からの修学旅行生のビザが免除されました。来年3月から始まる愛知万博もありますし、韓国からの多くの若者に訪れてもらいたいものです。 実行委員会では、今後、日本国民の皆さんに交流を行うことを呼びかけて参ります。そして友情年にふさわしい交流事業は公式記念事業カレンダーに掲載し、日韓共通のロゴマークも使ってもらうことにしました。本日、友情年のホームページも立ち上がりましたので、是非ご覧頂き、皆様の計画・企画についてお知らせ下さい。 言うまでもなく、我々実行委員会のメンバーもこの友情年を盛り上げるため、それぞれの分野で活動していきたいと思っていますし、実行委員会として推進していく行事も計画しています。日韓双方でのオープニング・セレモニーに始まり、春の「総合日本紹介展」、夏の「お祭り」などを韓国で開催し、秋以降には未来志向のシンポジウム開催などを考えています。その他、NHK「のど自慢」韓国開催や、中村雁治郎氏の近松座歌舞伎、現代舞踊などの韓国公演も既に計画されています。また、地方においても関心が高まっており、例えば札幌交響楽団は韓国内数カ所で公演を計画していますし、姉妹都市間では更に関係を発展させるべく計画が練られています。秋には、韓国国立中央博物館に新たに日本室が開設される予定であり、同博物館の所蔵品の充実にも協力していきたいと考えています。 昨年来人気の「冬のソナタ」主演女優のチェ・ジウさんは韓国側の諮問委員になってくれました。このドラマや多くの優れた韓国映画を通じ韓国の魅力が多くの日本人の知るところになりました。韓国でも日本文化開放が大いに進み、日本の漫画やアニメなどが人気を集めています。このように両国のそれぞれがもつ文化の魅力を知ること、そして、友情年を機会に日韓の人と人の交流と共同体験を大きく増やしていくことは、必ずや両国民を更に近づけ、日韓新時代の礎となっていくものと確信します。 「進もう未来へ、一緒に世界へ」の旗印の下、一人でも多くの国民の皆様が「日韓友情年2005」に参加下さるようお願いします。 |
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