CTBT発効促進ミッションの派遣について
平成12年2月4日
- わが国政府は、CTBT発効促進ミッションを、高村正彦前外務大臣を代表とするミッションを2月8日から14日までエジプト、アルジェリアに、また、山本一太外務政務次官を代表とするミッションを2月11日から13日まで中国に、それぞれ派遣することとした。
- わが国は包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を極めて重視しており、4月末に予定されている核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議までに、44のCTBT発効要件国の内の批准国数を可能な限り増やすことを目標に、未批准・未署名国に対しCTBT発効促進ミッションを順次派遣してきている。
- これまでに、米、インド、パキスタンに山本外務政務次官を、ロシア、べトナム、インドネシアに服部則夫軍備管理・科学審議官を、ウクライナに天野之弥軍備管理・科学審議官組織審議官をそれぞれ派遣した。また、インドネシアについては、松永信雄外務省顧問よりワヒド大統領に対しても働きかけを行った他、インド、パキスタンおよびバングラデシュについても同顧問より働きかけを行った。わが国としては今後とも未批准国への早期批准働きかけを行っていくこととしたい。
- なお、中国においては、CTBT批准促進に加え、日中関係全般についても意見交換を行う予定である。