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軍縮・不拡散


リビアにおけるOPCWによる冒頭査察の終了ほか


平成16年4月1日


リビアは、本年1月6日化学兵器禁止条約(CWC)に加入し、2月5日の発効後、同条約に基き、3月5日、自国が保有する化学兵器(マスタード約23トン)、化学兵器生産施設などに関する冒頭申告(注)を化学兵器禁止機関(OPCW)に提出した。これを受け、冒頭申告の内容を検証するOPCWの査察団が3月11日から19日にかけリビアを訪問し、同国における冒頭査察を終えた。リビアはまた、3月23日から26日にかけてオランダのハーグで開催されたOPCW執行理事会(各地域グループの代表41カ国で構成)に初めてオブザーバーとして出席した。

(注)冒頭申告: CWCが自国について効力を生じた後30日以内に、自国が保有する化学兵器、化学兵器生産施設などについてOPCWに提出する申告のこと。冒頭申告の提出を受け、OPCWは冒頭申告の内容を検証するための査察(冒頭査察)を実施する。その後、締約国は保有する化学兵器の詳細な廃棄計画をOPCWに提出し、OPCWの検証(現地査察等)を受けつつ、CWC上の期限である2007年4月までに化学兵器の廃棄を実施することとなる。

1.これまでの動き

昨年12月19日 リビアが同国における全ての大量破壊兵器計画の廃棄と国際機関による即時の査察受け入れを発表

本年1月6日 リビアがCTBTの批准書及び化学兵器禁止条約(CWC)の加入書を寄託

2月5日 リビアに対しCWCが発効

2月20日 リビアが未充填の化学爆弾3,300発余りについて化学兵器禁止機関(OPCW)に申告を提出

2月27日~3月3日 OPCW査察員立ち会いの下、上記未充填化学爆弾の廃棄を実施

3月5日 リビアが残りの化学兵器等に関する冒頭申告及び廃棄計画をOPCWに提出

3月10日~19日 OPCWがリビアにおける冒頭査察を実施

3月23日~26日 リビアがCWC加入後初めてOPCW執行理事会に出席


2.リビアが保有する化学兵器及び関連施設(OPCWプレスリリースによる)

(1) マスタード(びらん剤)約23トン

(2) 未充填の化学爆弾3,300発余り(既に廃棄完了)

(3) 使用されていない化学兵器生産施設1カ所

(4) 化学兵器貯蔵施設2カ所



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