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白書・提言


平成9年版外交青書の刊行にあたって


 21世紀を数年後に控え、より安全で繁栄した世界を実現するため、国際社会は日々 努力を続けております。冷戦の終結により、東西陣営間の大規模紛争の可能性は大幅 に減少しましたが、他方で、国際社会は、地域紛争、大量破壊兵器の拡散、テロ、難 民、地球環境など、数々の新たな諸問題に直面しており、21世紀への道程は決して平 坦なものではありません。
 冷戦後の国際社会は、しばしば「不透明で流動的」と形容されますが、現在の国際 社会を規定する最も基本的な特徴の一つは相互依存関係の深まりであり、この観点か ら、本年の青書の副題は、「相互依存の深まる世界における日本の外交」といたしま した。相互依存関係が深まる世界の中で、日本が自らと世界の平和と繁栄の実現とい う大きな目標のために如何なる考え方に立って如何なる外交努力を行っているかが読 者の皆様に伝われば幸いです。
 外交青書は、昭和32年以来、毎年刊行されてきており、今年で通算第40号を数えま す。内政と外交がますます一体化する中で、政府の外交活動をできるだけ分かり易く 客観的な形で国民の皆様にご説明することは外交当局の義務であると考えております 。外交青書が、国際情勢と日本外交に対する皆様の御理解を深めるための一助となる ことを願っております。
1997年5月
外務大臣
 池田行彦



本書の構成

 本書は、平成8年1月1日から12月31日までの国際情勢の推移及び日本が行ってき た外交活動の概要をとりまとめたものである(一部の重要事項についてはその後の動 きを含む。また、在ペルー日本国大使公邸占拠事件については、平成9年3月末まで の動きを記述。)。
 本書は2分冊に分かれており、第1分冊は、全5 章及び資料集よりなる。第1章は平成8年の国際社会における主要な動きを、第2章 は各分野ごとに見た国際情勢と日本外交を、第3章は主要な地域情勢を、第4章は国 際交流と広報活動を、さらに、第5章は政府の外交活動を支える体制をそれぞれ記述 している。
 第2分冊は、各国の基礎データ並びに各国に設置 された日本大使館及び日本政府代表部等よりの報告をもとに構成した各国の内政(政 治、経済)、対外関係及び日本との関係並びに各国際機関等の動きを記述している。




※本青書ページに掲載した写真・図表等の画像データは、一部見にくい箇所がございますがご了承ください。外交青書(書籍)は「政府刊行物センター」または一般書店にてお求めいただけます。


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