目次 | 前の項目に戻る |  次の項目へ進む

 2.

外国人受入れをめぐる取組


日本に長期滞在する外国人の数は増加し、約215万人に達している。特に日系人(ブラジル人、ペルー人等)の増加は顕著で、約38万人に上っている(いずれも2007年12月現在)。これに伴い、外国人が多数居住する自治体を中心に、文化、習慣や言語の違いによる地域社会との摩擦などの問題が生じており、政府は、外国人が暮らしやすい地域社会づくり、子女教育の充実、労働環境の改善等に取り組んでいる。

外務省でも、外国人受入れに関する国民的議論を促進するために、2005年から毎年国際シンポジウムを開催しており、2008年は日系ブラジル人等が多数居住する「外国人集住都市」を抱える静岡県との共催で、静岡市において開催した。シンポジウムでは、多文化主義に基づく欧州諸国の外国人受入れ、日系ブラジル人と社会統合について、内外の有識者による報告及び討論が行われ、受入れの基本原則の策定や外国人子弟への言語教育の重要性等が指摘された。


外国人入国者数の推移

外国人入国者数の推移

csv形式のファイルはこちら


外国人登録者数の推移

外国人登録者数の推移

csv形式のファイルはこちら


テキスト形式のファイルはこちら

▲このページの上へ