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すし、天ぷらに代表される日本食は、健康志向の高まりを追い風に、様々なアレンジが加わりながら、世界各地で普及・浸透しつつあります。そのような中、日本食本来の特徴・良さを紹介することは、日本の食文化及び日本文化に対する理解を深めるために不可欠となっています。外務省では、在外公館等を活用して日本食の海外普及と日本の優れた農林水産物・食品の輸出振興を図るため、農林水産省と共同で「WASHOKU- Try Japan's Good Food」事業を実施し、各国要人・オピニオンリーダーを対象に、日本から送付された高品質な日本産食材及び日本食のPR活動を行っています。
2008年9月、在カナダ日本国大使館でも同事業の一つとして、日加修好80周年記念行事の一つである日本食普及イベントを大使公邸において開催しました。イベントでは地元の国会議員、政府関係者、メディア関係者、ホテル・レストラン関係者等300人以上の招待客を迎え、公邸料理人及び当地日本食レストラン関係者等による日本料理のデモンストレーションを行い、15種類の日本産食材を紹介しました。また、この機会に(独)日本貿易振興機構(JETRO)及び(独)国際観光振興機構(JNTO)と連携し、日本農産物輸出振興及び観光誘致のPRを行ったほか、日本の酒造会社提供による吟醸酒試飲、当地茶道同好会及び和太鼓同好会等の実演など様々な日本文化の紹介を行いました。
イベントの様子は地元紙でも「完ぺきな日本料理」「首都オタワの外交団の間ではめったに見ることのできない申し分ない料理」と大きく取り上げられました。また、参加者からは、「見事な品ぞろえのすばらしい食の展示会」「シンプルに見えて味や組合せが複雑な日本食を楽しんでいる」「目で見る美しさも好き」といったコメントが寄せられるなど、イベントは当地において好評を博しました。今後、日本産食材及び日本食への関心が更に高まり、ひいては将来の日本産農林水産物の輸出拡大につながることを期待しています。
今後も日本食・日本産食材の魅力をカナダの人々に伝えるように努めていきたいと考えています。
![]() 大使公邸にて開催された駐カナダ日本国大使主催日本食普及イベントの様子(9月) |
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