第3章 分野別に見た外交 |
(2)2006年中に発効したもの/署名されたもの
(イ)マレーシア 7月、日本にとって3つ目のEPAである日・マレーシア経済連携協定が発効した。本協定は、貿易量で97%もの産品の関税を撤廃することや、サービスの自由化、投資等のルールづくりについて規定しているほか、日本が東アジア諸国とのEPA交渉を進める上で大きな推進力となった。 (ロ)フィリピン 2004年2月に交渉を開始したフィリピンとのEPAは、9月に小泉総理大臣とアロヨ大統領による署名に至った。12月には日本の国会で承認されるなど、発効に向けた双方の手続きが進められた。この協定では、日本のEPAとしては初めて、フィリピン人看護師・介護福祉士候補者の受入れについて規定された。 |
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