第2章 地域別に見た外交


(6)地域機関・準地域機関との協力

 現在、アフリカは「アフリカの統一と団結」を合言葉に、地域協力を強化し、統合に向けた動きを活発化させている。それを主導しているのは、アフリカ連合(AU) (注10)である。2006年は、小泉総理大臣が日本の総理大臣として初めてAU本部を訪問した。AUからは、コナレ委員長が7月に、AUの一機関である全アフリカ議会(PAP)のモンゲラ議長が10月に、AU議長国であるコンゴ共和国からはアダダ外務・仏語圏大臣が11月に訪日した。また、アディスアベバ(1月)、バンジュール(ガンビア、7月)にて開催されたAU総会(首脳会議)には、佐藤アフリカ紛争・難民問題担当大使が日本政府を代表してオブザーバー参加した。



▲会談に臨む小泉総理大臣とコナレAU委員長(5月1日、エチオピア・アディスアベバ 写真提供:内閣広報室)




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