第2章 地域別に見た外交


(3)国際社会の取組

 イラク政府と国連は、7月27日、イラクと国際社会との新たなパートナーシップを構築するためのイラク・コンパクト策定に向けた取組を正式に開始する旨の声明を出した。日本としては、イラク人による国づくりを積極的かつ継続的に支援するとの考えに基づき、コンパクト作成に、積極的に関与・貢献している。

 9月に行われた国連事務総長主催のイラクに関する外相レベル会合には、21か国、5機関が参加し、発言者はそろってイラク復興支援へのコミットを表明するとともにイラク・コンパクトへの支持を表明した。

 国連では8月にイラク支援ミッション(UNAMI)の活動期限を1年延長する国連安保理決議第1700号が採択され、11月29日には多国籍軍の駐留権限を延長する新たな安保理決議第1723号が採択された。




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