第4章 国際社会で活躍する日本人と外交の役割 |
(3)国民と共に考える安全対策 より安全かつ安心な海外渡航・滞在を確保するためには、政府が国民のニーズ・関心に応じた的確かつきめ細かな対策を講じることは当然ながら、国民一人ひとりが責任ある行動をとることが不可欠である。外務省では、海外安全相談センターで海外渡航に関する相談に応じるとともに、各種講演会や若年層を対象とした「海外安全キャンペーン」等を開催し、対話形式による意見交換を通じて、海外における危機を身近なものとして受け止め、「自分の身は自分で守る」意識を持ち、万全な安全対策を講じるにはどうしたら良いのかなど、国民と一緒に考える努力を継続している。
▼「渡航情報」の体系及び概要
国内では海外渡航に関係する業界・民間団体との間で「海外安全官民協力会議」を、海外では在留邦人との間で「安全対策連絡協議会」を定期的に開催しているほか、海外及び国内の主要都市で「危機管理セミナー」を開催し、相互の情報共有を図るとともに、海外での安全対策における官民協力を推進している。
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