2.多様化する危機と安全対策の強化
海外に渡航・在留する日本人の増加に伴い、日本人が海外で遭遇する危機は量的にも、形態・規模等の質的にも多様化している。2005年は海外で、大規模自然災害の増加、携行爆弾の使用等に見られるテロのソフトターゲット化、一般犯罪の凶悪化が一層顕著になった。外務省は、こうした状況を踏まえ、国民が海外で危機を回避できるよう、きめ細かな広報・啓発に努めるとともに、危機に遭遇した際の機動的な援護体制の整備・強化を図っている。