(3)在外選挙
1998年の公職選挙法の一部改正により在外選挙制度が創設された。9月の衆議院議員総選挙では、2000年6月の衆議院議員総選挙以降5回目となる在外選挙が実施され、約2万1,300人の在外選挙人が投票を行った。
なお、9月14日、最高裁判所大法廷において、在外選挙の対象を衆議院及び参議院の比例代表選出議員選挙に限定している現状を違憲とする判決が言い渡されたことを受け、総務省及び外務省は、衆議院議員小選挙区選挙及び参議院議員選挙区選挙も在外選挙の対象とするための作業を本格化させている。
▼在外選挙の仕組み

海外で投票するためには、事前に在外選挙人名簿に登録して在外選挙人証を入手する必要がある。在外公館では、在外選挙制 度について広報するとともに、遠隔地に居住する在留邦人を対象に選挙登録出張サービスを行うなど、その登録数の増進に努めている。
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