第3章 分野別に見た外交


(4)国際法の発展に関する関係国・国際機関との協力

 日本は、国連を中心とした国際法の漸進的発達及び国際慣習法の法典化作業にも積極的に参画している。例えば、国連国際法委員会(ILC)及び国連総会第六委員会における国際法の法典化作業等に加え、ヘーグ国際私法会議や国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)等の会合における国際私法分野の条約作成作業等にも貢献している。さらに、日本は国際法の形成に主体的に関与していくとの観点から主要国・国際機関等との意見交換を続けており、12月には国際刑事裁判所(ICC)のカターラ書記局長を招き、政府関係者、国会議員、研究者、ジャーナリスト等との会合を通じて、ICCに対する日本国内の理解を深めるとともに、ICC規程締結のための有意義な意見交換ができた。




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