第6節　国際法を通じた国際関係の発展のための取組

【総　　論】

　今日の国際社会において、グローバル化の進展に対処しつつ国際関係における様々な問題を解決し、国際関係を円滑に深化させる上で、国際法の果たすべき役割はますます大きくなっている。このような中、政治・安全保障、経済、人権、環境等様々な分野でのルールの形成が重層的に進んでいるが、日本は、それが日本国民の安全と繁栄に資するものとなるように、積極的に取り組んでいる。また、関係国・国際機関等と協力しつつ、国際法の適切な解釈・適用を通じた問題の解決に努めている。