第2章 地域別に見た外交


3.アフガニスタン情勢


(1)政治プロセス

 長年にわたる内戦で国家統治機構が破壊されたアフガニスタンでは、タリバーン政権崩壊後、2001年12月のボン合意に基づく国家統治機構整備のための政治プロセスが進められてきた。同プロセスは、移行政権の発足(2002年6月)、新しい憲法採択・発布(2004年1月)、大統領選挙(2004年10月)を経て、2005年9月の国会下院・県議会選挙と12月19日の国会開会で完了した。

 日本は、自由で民主的な選挙の実施を支持する観点から、これらの選挙の実施経費として総額3,000万ドルを支援したほか、それぞれ選挙監視団を派遣した。




<< 前の項目に戻る 次の項目に進む >>