第2章 地域別に見た外交 |
(7)東ティモール 国連東ティモール支援団(UNMISET) (注50) の任務終了(5月)後、東ティモールの持続的発展を確保するため、国連東ティモール事務所(UNOTIL) (注51) が、2006年5月を期限に活動している。経済は停滞しているが、ティモール海で1997年に生産が開始された石油・ガスからの税収を財源として9月に石油基金が設立され、今後、経済状況の改善が期待される。しかしながら外交面では、インドネシアとの間で、国境の確定、避難民の帰還、過去の人権侵害問題への対応等の課題が依然として残っている。 ![]() ▲東ティモールで銃撃のあった国境付近を国連軍事監視団と視察する福島外務大臣政務官(4月25日、東ティモール)
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