【意識・制度面での改革】
「意識・制度面での改革」については、2002年8月に外務省自らが策定した「行動計画」に基づき、多岐にわたる措置を実施してきた。具体的な成果の例としては、以下が挙げられる。
第一に、人事制度面での改革である。この中には、「管理者評価(部下による上司の評価)」の導入、「省内公募制度」の継続的な実施、本省幹部や在外公館幹部への外部人材の積極的な登用、入省時の試験の枠を越えた人材の抜擢等がある。
第二に、国民の声を聴く開かれた外交の展開である。広聴室を設置し、国民の声を広く聴く体制を整備したほか、外務大臣等が国民と外交政策につき議論を交わすタウンミーティングを継続的に開催している。
第三に、領事サービスの改善・強化である。2003年12月より導入した「領事シニアボランティア」制度により、公募で選ばれた「領事シニアボランティア」の在外公館の領事窓口における活動が本格化しているほか、インターネットを通じた
在留届受け付けシステムの導入などITを利用した領事サービスの改善等に努めている。