第3章 分野別に見た外交


【自由貿易の維持・拡大に向けた枠組み作り】
 日本は、経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)の締結を、世界貿易機関(WTO)を中心とする多角的貿易体制を補完・強化し、貿易自由化や経済活性化を促進する方策として、優先度の高いものと位置付け推進している。日本として初のEPAであるシンガポールとの協定に続き、2004年9月には、約1年10か月の交渉を経て、メキシコとの間でEPAに署名した。また、11月には日・フィリピンEPAに関して大筋合意に達し、現在、韓国、タイ及びマレーシアとそれぞれEPA交渉を行っている。2005年4月からは、東南アジア諸国連合(ASEAN)全体とのEPA/FTA交渉を開始することとなっている。

 



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