第3章 分野別に見た外交


文化芸術交流
 日本の文化・芸術作品や公演を紹介したり、外国の文化を日本に紹介することは、従来からの代表的な文化交流である。日本には能や歌舞伎、文楽、相撲などの伝統的な文化やスポーツに加え、歴史的建造物や美術、芸能、現代美術、デザイン、音楽、建築、アニメ、マンガ、ファッションなど多彩な文化がある。現在、日本文化は「クール・ジャパン」(かっこいい日本)として世界の注目を集めているが、外務省は、日本に対する関心、より親しみやすいイメージを増進するために、民間団体と協力しつつ、在外公館及び独立行政法人国際交流基金を通じて、各国の特性を踏まえた文化交流を促進している。例えば、9月に日本レバノン国交樹立50周年記念イベントとして、日本の伝統舞踊の一つである沖縄舞踊の公演を行い、日本の伝統的な民族舞踊を紹介した。また、9月から12月にかけて、独立行政法人国際交流基金が主催し、米国のアトランタ(9月9日~10月23日)及びシカゴ(11月4日~12月17日)で『現代日本デザイン100選』展を開催し高い評価を得た。

 



テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む