【防災】
日本は、環境と開発の両立を目指す持続可能な開発のための諸課題を達成する上で、災害に強い社会や国造りを進めることが不可欠であるとの考えから、第58回国連総会において2005年1月に兵庫県神戸市で国連防災世界会議を開催し、国連として防災問題に対する取組を強化するよう提案し、国連総会は12月に全会一致で開催することを決定した。
この会議は、阪神・淡路大震災の発生からちょうど10年の節目に開催される。これまでに国連が進めてきた防災活動を見直すとともに、各国政府や市民社会の代表なども参加して災害対策に関する様々な事例が報告され、国連として新たな防災戦略を打ち出すことを目標としている。阪神・淡路大震災からの復興の中で得られた経験や知見が会議の成功に向けて大きな貢献となることが期待されている。