―日本編1982年―

 

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主要事項
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28日
ヤマニ=サウディ・アラビア石油相来日。櫻内外相と会談,イスラエルのゴラン高原合併決定に伴う中東情勢の悪化により,
ファハド皇太子の訪日を中止させざるを得ない旨正式に申入れ。
第18回日米安保協議委員会開催(東京)。日本側から櫻内外相,伊藤防衛庁長官,米国側からマンスフィールド大使,ロング米
太平洋軍司令官出席。
日米航空協議開催(~14日,東京)。
第6回日中漁業合同委員会年次会議開催(~16日,北京)。
ダンフォース米上院議員,経団連会館での記者会見で,日本市場の閉鎖性に触れ,「日本の保護政策を相殺するための立法措
置を検討している」と言明,これは,日本側の保護政策による経済的損失を数量化し,これに見合う輸入抑制等を講ずるのが
目的であると説明。
櫻内外相,ポーランド情勢について,「西側の結束維持のため」ソ連とポーランドに対し,人的・物的交流の具体的制限措置
を今後検討するとの談話を発表。
日韓両国政府高官会議開催(~16日,ソウル)。両国間の経済協力問題を検討。
日本のケミカル・タンカー「へっぐ」号,フィリピンのミンダナオ島沖でフィリピン軍用機に銃撃される。フィリピン側は,
同船が国旗を掲げておらず,停船命令にも応ぜず,武器密輸船の疑いがあった旨説明。
第2回目ソ事務レベル協議開催(~22日,モスクワ)。日本側から柳谷外務審議官ほか,ソ連側からフリュービン外務次官ほか
が参加。
第96回通常国会開会。鈴木総理施政方針演説,櫻内外相外交演説,渡辺蔵相財政演説,河本経企庁長官経済演説。
現行日ソ文化取極の有効期限を2か年間延長する書簡交換(モスクワ)。
第5回目・ASEANフォーラム開催(~30日,ジャカルタ)。
米商務省発表によれば,81年の対日貿易赤字180億8,000万ドル。78年の赤字135億8,000万ドルを超え,これまでの最高。
日・ECハイレベル協議開催(東京)。
日本政府の経済対策閣僚会議,貿易摩擦緩和のため,非関税障壁改善措置67項目を発表。
第3回日米援助政策企画協議開催(~3日,東京)。
第4回目加経済協力合同委員会開催(~4日,東京)。
博多湾に停泊中のポーランド船の船員4名亡命。
第2回日韓実務者会談開催(~19日,東京)。
宮澤官房長官,ポーランド及びソ連に対する目木政府の措置を発表。
日米貿易摩擦解決策を探るため訪米した江崎自民党訪米団長,レーガン米大統領に鈴木総理の親書を手交。レーガン大統領,
「日本市場の一層の開放の必要性」を表明。
シュルツ米下院議員(共和党),日本製品輸入規制法案を議会に提出。リッチモンド下院議員(民主党)も日本の不当な輸入障
壁,国内産業保護措置に対し,大統領が日本からの輸入総額を対日輸出額以下に抑えることを可能とする対日制裁法案を提
出。
米上院銀行委の国際金融・通貨小委で行われた対日貿易についての公聴会で,マクドナルド通商代表部次席,米政府として初
めて,日本の非関税障壁品目を挙げ,また,オルマー商務次官,構造上の障壁リストを挙げ,更に,日本政府の行政指導,選
挙制度などにも言及して日本市場の閉鎖性指摘。
ペルティー二=イタリア大統領,日本を公式訪問(~15日)。
第3回日米貿易小委員会開催(~10日,東京)。農産品22品目の残存輸入制限の緩和につき,4月中に協議開始,牛肉,オレン
ジの輸入枠拡大については,10月に交渉開始,工業製品については,通信機器,核エネルギー施設など12品目の輸入自由化を
検討することで合意。
トルソEC委員長,訪欧中の江崎代表団に対し,日本市場の一層の開放を要請,「現在,ECでは保護主義的圧力が強まってお
り,現状のまま推移すると,将来,一方的な保護主義的な措置がとられる危険性もある」と警告。
米下院外交委・アジア太平洋小委の公聴会で「日本の防衛状況と政策」を討議,日本の防衛力増強について,(あ)日本だけを対
象とした脅威,攻撃はあり得ず,全世界的米ソ戦争の一部としてのみ日本への攻撃の可能性がある(い)日本はそのような状況下
で,独力で周辺の3海峡封鎖,周辺空海域の防衛能力を整備すべきであるとの考え方を表明。
日米航空交渉(サン・フランシスコ)決裂。米のユナイテッド航空の日本乗入れに対し,日本側,シカゴ乗入れを主張し,合意
成らず。
櫻内外相訪米(~24日)。22日,レーガン大統領,日本に対し,ヴェルサイユ・サミットまでに西側全体の問題として,新たな
市場開放措置を要請。
EC外相理事会,日本の輸出入政策に対して,ガット23条に基づく対日二国間協議開始の手続を3月中にとることを決定。8項目
にわたる対日関係ペーパーを発表。
第38回ESCAP総会開催(~4月2日,バンコク)。日本から木村首席代表ら参加,ESCAP援助1,500万ドルを表明。
ワインバーガー米国防長官訪日(~28日)。国際軍事情勢,安全保障問題などについて鈴木総理,櫻内外相及び伊藤防衛庁長官
と意見交換。
第3回日中事務レベル定期協議(~31日,東京)。
日米欧委員会第13回東京総会開催(~6日)。
モイ=ケニア大統領が国賓として来日(~9日)。
EC,日本に対し,EC産品の輸入拡大を求める対日ガット協議理由書を提示。
ミッテラン=フランス大統領夫妻,国賓として来日(~18日)。17日,シェイソン仏外相と櫻内外相との間で日仏定期協議開
催。
ラオ=インド外相,外務省賓客として来日(~21日)。
櫻内外相,国会において,フォークランド紛争に関する日本の立場を説明。
農林水産省によれば,米国政府は,日本に対し農林水産物の関税引下げ,輸入割当方法の改善,輸入枠の拡大,高級牛肉の輸
入の増大などを非公式に要請。
第3回目ソ民間円卓会議開始(東京)。ソ連側首席代表グジェンコ=ソ日協会会長(ソ連海運相),日本側首席代表,松前重義対
外文化協会会長。
衆議院農林水産委員会,各党共同提案の「農水産物の輸入自由化反対に関する決議」を全員一致で採択。
ブッシュ米副大統領夫妻,公賓として来日(~25日)。天皇陛下と会見,鈴木総理,安倍通産相,櫻内外相らと会談。
櫻内外相,フォークランド諸島の紛争が英国とアルゼンティンとの武力衝突に発展したことにかんがみ,国連安保理の決議に
従い,敵対行為の即時停止,アルゼンティン軍の即時撤退,当事国の自制を求める談話を発表。
櫻内外相,イスラエルによるエジプトヘのシナイ半島返還に際して,これを歓迎する旨の談話を発表。
外務省,ECの対アルゼンティン輸入禁止措置が日本の経済利益に不当に利用されないよう業界に注意を喚起するなど,日本政
府の立場を表明。
中東諸国訪問中の安倍通産相がヤマニ=サウディ・アラビア石油相と会談。
日・EC間のガット第23条協議開始(ジュネーヴ)。EC側,日本の非関税障壁,外国企業の日本進出を阻止する経済制度などを
非難,輸入拡大を迫る。日本側は,事実誤認を指摘してこれに反論。
日米農産物協議(~25日,ワシントン)。日本側が17品目の関税引下げを83年4月繰り上げ実施することなどにつき合意。
衆議院本会議,「第2回国連軍縮特別総会に関する決議」を全会一致で採択。28日参議院でも決議採択。
経済対策閣僚会議,工業製品,農産品など215品目の関税引下げを柱とする市場開放対策第2弾を発表。
趙紫陽中国総理来日。中国近代化への協力,渤海湾での石油開発に対する資金協力などを要請。
鈴木総理一行(櫻内外相,渡辺蔵相,安倍通産相ら同行),ヴェルサイユ・サミット参加などのため出発(~18日)。鈴木総理
は,サミット,国連軍縮特別総会(ニュー・ヨーク)出席後,ブラジル,ペルーを歴訪。
参議院,軍縮3条約(細菌兵器等の開発,生産及び貯蔵の禁止条約,特定通常兵器禁止制限条約,環境改変技術敵対的使用禁止
条約)の批准案が公明党を除く全会一致で可決,承認。
須之部外務次官,在京ベンヨハナン=イスラエル大使を招致,イスラエルのレバノン侵攻について警告。
日本政府,細菌兵器等の開発,生産及び貯蔵の禁止条約批准書を本条約寄託国の一つである米国政府に寄託,条約は即日発
効。
鈴木総理,国連軍縮特別総会で演説。平和三原則(核軍縮を中心とする軍縮の推進,軍縮により生じる人的・物的余力を民生
安定のために活用,国連の平和維持機能の強化)を強調。
櫻内外相,グロムイコ=ソ連外相と会談(ニュー・ヨーク)。北方領土,軍縮などについて協議。
日本政府,特定通常兵器禁止制限条約の受諾書及び環境改変技術敵対的使用禁止条約の加入書を国連本部で,櫻内外相から
デ・クエヤル国連事務総長に寄託。前者は同条約が効力を発生する日に日本に対しても発効,また後者は即日発効。
鈴木総理,ペルー公式訪問(~11日)。
鈴木総理,ブラジル公式訪問(~15日)。
鈴木総理,ホノルル東西センターで「太平洋時代の到来と題して演説。
米連邦捜査局,米IBM社に関する産業スパイ事件を摘発。カリフォルニア在住の日立製作所及び三菱電機の関係者6人を逮捕,
12人に逮捕状。23日更に3人逮捕。
第3回日本=ニュー・ジーランド高級事務レベル経済定期協議開催(~2日,東京)。
櫻内外相,李韓国外相と会談(東京)。日韓経済協力問題の早期妥結を図るため,早期に再度会談することで合意。
中国政府,日本政府に対し,高校歴史教科書検定問題に関連して,「教科書記載に,日中共同声明及び平和友好条約の精神に
反する部分があるので,教科書の内容,表現を正すよう」要請。
日本の歴史教科書検定問題に関連して,韓国,日本を非難。
櫻内外相,ニュー・ジーランドを訪問(~3日)。
李範錫韓国外相,前田駐韓大使に対し,「歴史教科書の歪曲部分」の早急な是正措置を求める覚書を手交。
ガンジー=インド首相,訪米の帰途来日,鈴木総理らと会談。
日米新漁業協定調印(ワシントン)。
櫻内外相,北方領土を視察(~23日)。
ペレス・デ・クエヤル国連事務総長,公賓として来日(~28日),鈴木総理,櫻内外相と会談,広島の原爆碑を参拝。
宮澤官房長官,歴史教科書検定問題について,「政府の責任において是正する」,「検定基準を改訂する」などの談話を発
表。
櫻内外相,インド,パキスタン,英国,オランダ,デンマーク歴訪(~9月8日)。
李韓国文教部長官,教科書問題についての日本政府見解を受け入れる方針を表明。
第14回日米安保事務レベル協議開催(~9月2日,ハワイ)。
プラス・オプレ=フィリピン労働雇傭大臣,外務省賓客として来日(~9月5日)。
日米航空協定暫定取決め署名(ワシントン)。
中国政府,「教科書問題」について,日本政府の補足説明を「一歩前進」と評価,これを原則的に受け入れると表明,この
問題は外交的に決着。
サッチャー英首相,公賓として来日(~22日),鈴木総理と会談。
鈴木総理,日中国交正常化十周年を記念して中国を公式訪問(~10月1日)。趙紫陽首相との第1回会談で両国友好発展で意見
一致及び教科書問題決着を確認。翌27日趙紫陽首相と第2回会談,趙首相,中ソ関係正常化問題につき「ソ連の覇権主義に反
対する立場は不変」と表明。
中国を訪問中の鈴木総理,トウ小平党顧問委主任,胡ヨウ邦総書記と個別会談,日本の軍国主義復活に対する懸念の表明に対し鈴
木総理はその恐れなしと言明。
訪米の伊藤防衛庁長官,ワインバーガー国防長官と会談。85年以降F16の三沢基地配備の受入れを表明。
櫻内外相,グロムイコ=ソ連外相と会談(ニューヨーク)。
櫻内外相,シュルツ米国務長官と会談(ニューヨーク)。
スハルト=インドネシア大統領来日(~22日)。鈴木総理と会談(21日)。
日米農産物交渉開催(~21日,ホノルル)。
日米たばこ協議開催(東京)。
第3回日米通商実務者会議開催,米国,農水産物の関税引下げ・撤廃を要求。
日本政府,7月の国際捕鯨委員会による「1986年以降捕鯨全面禁止決議」に対する異議申立てを委員会事務局に通告。
シュナイダー米国務次官来日,須之部外務次官と会談。
イーグルバーガー米国務次官来日,櫻内外相,宮澤官房長官表敬訪問。
故ブレジネフ=ソ連共産党書記長の国葬,鈴木総理,櫻内外相参列。
櫻内外相,ガット閣僚会議に出席(~25日,ジュネーヴ)。
83年度日ソ漁業交渉開催(東京)。
中曽根内閣発足。
日米貿易小委員会開催(~4日,東京)。
日米高級事務レベル協議開催(~7日,東京)。
フセイン=ジョルダン国王来日(~12日)。
日米漁業改定協定を米上下院で批准。
米上院外交委員会,対日防衛費増大要請決議。
米下院,ローカル・コンテント法案を可決。
日米農産物交渉合意成立せず。
日韓・韓日議員連盟の第10回合同総会開催,「経済協力問題は友好協力増進のため早急かつ円満に妥結するよう共に努力す
る」との共同声明を採択し,両国の交流拡大を目指す文化交流基金を来春設立することを決定。
フランスがビデオテープレコーダー(VTR)の通関を内陸部のポワチエ税関に限定する措置をとっていることについて,政府は
関税貿易一般協定(ガット)で禁止している輸入制限に当たるとして,欧州共同体(EC)をガットに提訴,23条1項に基づく二国
間協議を申し入れた。
米上院本会議,日本が1990年までに防衛力を高めるよう要請した決議案を可決。
政府・自民党,調整が難航していたたばこ,チョコレート,ビスケットの関税を20~24%に引下げを決定。これらを含め,86
品目の関税引下げが83年4月から実施。
第98通常国会が召集。

 

 

 

 

 

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