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軍縮・不拡散


特定通常兵器使用禁止・制限条約(CCW)
第8回政府専門家会合【概要】

2004年7月28日


 7月5日~16日、ジュネーヴにおいて、特定通常兵器使用禁止・制限条約(CCW)の第8回政府専門家会合が開催された。締約国及び署名国(計69)、オブザーバー参加国(12)、国際機関(5)、NGO(10)が参加した。我が国は美根軍縮代表部大使が代表団長を務め、外務省及び防衛庁から担当者が参加した。

1.議論の概要

(1)対戦車地雷

(イ) 対戦車地雷の規制の問題に関して、2003年11月の締約国会議で採択された「「対戦車地雷に関する適切な勧告を2004年の締約国会議に提出すること」を目的として、すべての提案を政府専門家グループにおいて検討(consider)する」旨の作業マンデートに従って、探知可能性、作動期間の制限、高感度信管、文民への警告、非国家主体による対戦車地雷の使用に関連する問題、信頼醸成措置、国際協力と支援などの項目に分けられた10セッションと軍事専門家による2セッションにおいて議論が行われた。

(ロ) 交渉マンデートについては、 本年11月開催予定の締約国会議において、対戦車地雷の規制に関する新たな議定書作成のための交渉マンデートを採択すべきである旨、我が国の他米、英等の国々が主張した一方、一部の国は、対戦車地雷の規制に関しては未だ十分な議論が終了しておらず、引き続き議論を継続すべきである旨の主張を行った。

(2)その他のイシュー

 今次会合においては、爆発性戦争残存物(ERW)の問題に関して、2003年11月の締約国会議で採択された作業マンデートに従って、「既存の国際人道法の原則の履行」と「子弾を含む特定の弾薬(クラスター弾)の設計改良を目指した予防措置」についての議論も行われた。国際人道法の履行については各国の例が紹介され、特定の弾薬の予防措置については、弾薬の人道上のリスク、設計、生産等における予防措置のほか、弾薬がERWとなる危険性を低下させるその他の措置につき議論が行われた。
 また、CCWの枠組みにおける条約の遵守メカニズムの議論も行われた。


2.今後の予定

本年11月に以下の会合がジュネーヴで開催される予定。
  • 第9回政府専門家会合  (11月8~16日)
  • 改定議定書IIの締約国会議  (11月17日)
  • 締約国会議  (11月18~19日)
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