(1) |
2000年の日本の「輸出総額」(対前年通関ベース、単位:円)は、8.6%の増加となった。(対前年比でそれぞれ98年は0.6%減、99年は6.1%減となっている。)
地域別にみると、「先進地域」は2.5%増、「発展途上地域」については
15.7%増となっているが、サハラ以南アフリカ(南アを含む)に対する輸出総額は、6.3%減となっている。
なお、南アを除いたサハラ以南アフリカでは、17.7%減となっている。
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(2) |
2000年の日本の「輸入総額」(対前年通関ベース、単位:円)は、
16.1%の増加となった。(対前年比でそれぞれ98年10.5%減、99年は3.8%減となっている。)
地域別にみると、「先進地域」は3.4%増、「発展途上地域」は26.7%増となっている。また、サハラ以南アフリカ(南アを含む)からの輸入総額は、13.8%増となっている。
なお、南アを除いたサハラ以南アフリカでは、9.5%減となっている。
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(3) |
我が国とサハラ以南アフリカ(南アを含む)との輸出入品目をみると、「輸出品目」では、輸出額順に客船等船舶、自動車部品、乗用自動車、貨物自動車となっており、客船等船舶及び自動車関連品目で輸出総額の6割以上を占めている。他方、「輸入品目」では、輸入額順に白金、フェロアロイ、チップ、アルミ塊、原油となっており、このうちチップを除く鉱物4品目で輸入総額の5割近くを占めている。
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(4) |
サハラ以南アフリカ(南アを含む)で我が国が輸入超過になっている国をみると、ジンバブエ(フェロアロイ、ニッケル)、南ア(白金、フェロアロイ)、ザンビア(銅、コバルト)、モーリタニア(水産資源)、赤道ギニア(水産資源)、マダガスカル(水産資源)、コンゴー(民)(コバルト、ダイヤモンド)等であり、我が国にとって有用な鉱物、水産資源等を持つ国が多い(我が国の輸入超過はサハラ以南アフリカ諸国47か国中16か国)。一方、このような資源が少ない国との間の貿易では、我が国が輸出超過となる傾向がある。 |