日本・アフリカ連合(AU)関係強化に向けて
平成16年10月13日
1.背景
日本国及びアフリカ連合(AU)は、
- アフリカの安全保障、平和及び安定に対する双方の関心を確認し、
- NEPADの促進に関する共通の信奉を確認し、
- アジア・アフリカ・パートナーシップの拡大の重要性を認識し、
- アフリカ開発会議(TICAD)プロセスがアフリカ開発問題にとって国際的リーダーシップをとっていることを認識し、
- AUが、アフリカが一つの大陸として統合することを促進することにより、アフリカの主体性の確立が加速化している潮流に留意し、
日本とAUの間で深化しつつある相互理解の基盤の上に、対話を活発化し、協力及びパートナーシップを強化することを決定した。
2. 対話及び協力の目的
双方は、可能な協力の分野を共に探求することに着手する。特に、次の諸点についての協力強化に努める。
- アフリカの紛争、貧困問題等アフリカの諸問題への対処
- 国際連合の活動等国際場裡における相互協力の強化
- アジア・アフリカ間の実質的なパートナーシップの促進
3. 対話及び協議の枠組み
本政策方針に実質を付与するため継続的対話に取り組む。双方は、次のような対話のメカニズムを創設する。
- 日本とAUは、様々な機会を捉え、首脳級、閣僚級の協議を継続させる。
- 日本国政府の代表とAUは、ハイレベルの政策対話を、両者が開催につき合意した場合、双方が合意する場所で開催する。
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