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トップページ > 各国・地域情勢 > アフリカ |
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第3回アフリカ連合(AU)首脳会議における アルファ・ウマール・コナレAU委員会委員長 第3回AU首脳会議の開催にあたり、心よりお祝い申し上げます。AUが短い間にブルンジ・アフリカ・ミッションの派遣、平和・安全保障理事会、全アフリカ議会の設立等、アフリカの平和と繁栄にとって重要な成果を挙げられていることに対し、心より敬意を表します。また、今次サミットは、AUの中長期の戦略を策定する極めて重要なものとなると承知しており、会議の成功を心からお祈りします。 我が国は、アフリカ問題の解決なくして21世紀の世界の繁栄なしとの考えの下、1993年からTICADプロセスを開始し、昨年秋には東京で第3回アフリカ開発会議(TICAD III)を開催しました。これからもTICADプロセスの下、次の三つの柱を中心に、AU、アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)を中心とするアフリカの自助努力を支援していく考えです。 第一に、平和の定着は開発の基盤であり、AUの活動が本格化している今がアフリカ全体の平和を実現する絶好の機会です。我が国は、国連PKO経費の約2割を負担しておりますが、アフリカ各地で武装解除、動員解除、社会復帰(DDR)や地雷除去等の紛争後の平和の定着のための支援を積極的に実施し、アフリカの努力を後押ししています。 第二に、アジアでの開発経験を踏まえると、経済成長を通じた貧困削減が重要です。アフリカの自助努力(オーナーシップ)の強化のためには、貿易・投資の拡大を通じた持続的な経済成長が必要であり、我が国は本年秋、東京で「TICADアジア・アフリカ貿易投資会議」を開催し、アジアの経験をアフリカの発展に活かしていきます。 第三に、アフリカにおいては、人間中心の開発が重要です。特に、個人の保護と能力強化に着目した人間の安全保障の確保が急務です。この観点から例えば我が国は、TICAD IIIで表明した教育、保健医療、水、食糧支援等の分野での10億ドルの支援を着実に実施してきています。 最後に、我が国とアフリカ諸国との関係が一層緊密化することを祈念するとともに、今次首脳会議の成功と、AUの一層の発展、皆様のますますの御健勝をお祈り申し上げます。 平成16年7月6日
日本国内閣総理大臣 小泉 純一郎 |
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