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日朝国交正常化交渉第10回本会談についての共同発表文

2000年8月24日、東京

　日朝国交正常化交渉第10回本会談は、8月21日から24日まで東京において行われた。会談には、高野幸二郎大使を団長とする日本政府代表団と鄭泰和（チョン・テファ）巡回大使を団長とする朝鮮民主主義人民共和国政府代表団が参加した。

1. 双方は、日朝関係を改善していくとの共通の考えを体し、日朝間の相互信頼を増進するとの精神の下で、善隣友好関係の早期樹立を目的として、真摯な議論を行った。

2. 双方は、7月末にバンコクにて行われた史上初の日朝外相会談の成果を基礎に、過去の精算をはじめとして、日朝間の諸問題につき、率直な議論を行った。また、日朝間の相互理解を促進させる目的で、政治、経済、文化等各分野での交流と往来の具体化に向けての議論を行った。その一環で、双方の外交当局間の交流を進めることで認識が一致した。また、民間経済人交流が望ましいとの認識で－致した。

3. 双方は、今後とも、日朝国交正常化交渉本会談を促進していくことを確認し、第11回本会談を10月に双方が別途協議の上決定する第三国において行うことで意見が一致した。