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平成16年6月4日
3日午前、総理官邸において、小泉総理とアブドゥラ・マレーシア首相との間で首脳会談が行われたところ、概要以下のとおり。 1.冒頭 小泉総理より、本年3月に行われたマレーシア総選挙において、与党連合が大勝したことにつき祝意を述べたのに対し、アブドゥラ首相より、マレーシアの内政やイスラム政党の状況につき説明があった。 2.イラク情勢 小泉総理より、テロを含むイラク情勢につき意見を求めたところ、アブドゥラ首相より、NAM(非同盟諸国)及びOIC(イスラム会議機構)の議長国としてのマレーシアの立場につき説明があり、両首脳の間で、イラク復興における米国の役割の重要性を認識する一方、「力」のほかに「権威」も重要であり、国連の関与を得て進めていくことが重要である旨意見の一致を見た。 また、小泉総理より、わが国はこれまでも米国に対して国連の関与につき働きかけている旨、また、自衛隊の派遣は国連の要請に基づいた復興人道支援を目的としたものである旨説明がなされた。 3.マレーシア日本国際工科大学(MJIUT)設立構想 小泉総理より、本件は、人材育成のために重要であり、両国にとって意義のある案件であるので是非とも協力して計画を進めていきたい旨述べたところ、アブドゥラ首相より、大学のコンセプトについては問題はないが、マレーシア側にとって財政面についての問題があるために意思決定が滞っており、日本の資金面の協力・貢献が得られれば、前進できる旨の発言があり、双方の担当者の間で更に協議していくこととなった。 4.東アジア地域協力 アブドゥラ首相より、東アジアにおける地域協力に関し、ASEAN+3を発展させ、保健、環境、科学技術、一部の外交や政治問題についても扱っていけるようにしたい旨の発言があり、小泉総理よりは、ASEAN+3の枠組みは益々重要となっており、本件についても東アジア地域全体の発展のために対話を続けていきたい旨述べた。 |
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