小泉総理発サカ・エルサルバドル共和国大統領宛メッセ-ジ
本年は、貴国と我が国が1935年2月に外交関係を樹立して以来70周年という記念すべき年に当たり、ここに閣下及び貴国国民に対して、日本国政府及び日本国民を代表して、謹んで祝意をお伝えします。
我が国は、この記念すべき年を貴国と共に「日・中米交流年」として各種事業を実施し、大いに祝うと共に、日本と中米諸国との友情を一層深める機会としたいと思います。
貴国との交流の歴史を振り返りますと、貴国は中南米において初めて我が国の企業が進出した国であり、また、初めて青年海外協力隊が派遣された国であります。近年、両国の協力関係が幅広い分野で一層緊密化し、両国関係が極めて良好な状況にあることは大変喜ばしいことです。
8月に東京での開催が予定されている日本・中米首脳会談においては、日・中米関係を更に発展させ、共に国際社会の中で重要な役割を果たすための方策につき貴大統領と率直な意見交換を行い、認識を共有できることを期待しております。
2005年2月21日
日本国総理大臣 小泉純一郎
エルサルバドル共和国大統領
エリアス・アントニオ・サカ閣下
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