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トップページ > 各国・地域情勢 > 中南米 |
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友人の間に距離が無いことは確かな事実です。親愛、敬意、賞賛、団結は、国境を越え、両国民の絆を深める価値観であります。 日本とコスタリカ共和国の二国間関係の歴史は、この事実の一例であります。地理的には離れていますが、両国、両国国民、そして両国政府は、親近感を感じ、文化的価値や各々のアイデンティティに照らし合わせて、国民の幸福の為に必要な繁栄を生み出すという共通の目的を追い求める国際的共同体のメンバーであると認識しております。 外交関係70周年に際し、本日、我々の絆はより強固になり、我々の共通の利益はより明らかとなります。我々は永続的な平和、交流プロセスにおける公平性、正義に基づいた物質的開発及び自然と調和した持続的な経済発展を求めています。 日本とコスタリカがこれまで発展させ、更に強化することを望んでいる緊密な経済交流及びコスタリカが自然災害を被る度に日本国民と日本国政府がコスタリカに対して繰り返し実証してきた連帯感によって、コスタリカにとっては、日本は最も親みを感じるアジア諸国のうちの一つとなっています。 日本からコスタリカへの投資は重要であり、現政府の最近のイニシアティブを通じて、近い将来には、更に拡大しようとしています。我々が継続的に拡大しようと考えているコスタリカ産品に対する日本市場の段階的な開放は、中期的には、コスタリカと日本との経済関係を、戦略的な関係に変えるものです。 コスタリカ国民は、努力、規律及び一千年余りの文化的価値を基に、歴史的に最も困難な状況を克服し、世界的大国の一つに至った日本国民の疑いようのない勤勉性、不断の創造性を賞賛するものです。 今年の8月、我々は東京において日本・中米首脳会談を開催致します。本首脳会談は、我々の友好関係及び経済・文化交流を深め、強固にし、拡張し、そして間違いなく両国にとって大きな利益となる共同行動計画を前進させるための有意義な機会となるでしょう。 コスタリカは、日本国民と日本国政府に敬意を表すると共に、二国間関係を更に強固にし、両国民を緊密化させる友情、そして、貿易・投資誘致並びに人道的・技術的協力により、共同作業を行おうとする意志を再確認するものです。 この機会に、多様な意義と分野において、人類の発展に指針を示した日本文化の豊潤さ、多様性及び有効性に対する私の個人的な賞賛を改めて表明します。日本の伝統的な価値観、偉大な文学、技術を生み出す能力、経済・貿易のダイナミズムは、他の国々にとって真の模範と言えるでしょう。 2005年2月21日 アベル・パチェコ・デ・ラ・エスプリエジャ 日本国総理大臣 |
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