(1) |
貿易大臣会合
- 実務者レベルによる交渉の最終チェック及び管理を実行。
- 議長国は貿易大臣会合を一区切りとして交替。カナダ、アルゼンチン、エクアドルと続いた後、2002年11月よりブラジルと米が共同議長国を務めている。
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(2) |
貿易交渉委員会(TNC)
- 貿易副大臣により構成され、交渉グループ並びに他の委員会に対して指示や助言を与え、さらにFTAA協定の全体構成及び法制度に関して様々な決定を行う等、FTAA交渉の管理において中心的な役割を担う。
- 同委員会は毎年最低2回、必要に応じて追加的会合を開く。
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(3) |
FTAA交渉グループ
- 貿易大臣会合及びTNCから指示・助言を受け、各テキストについて交渉を行う。
- (イ)市場アクセス、(ロ)投資、(ハ)サービス、(ニ)政府調達、(ホ)紛争解決、(ヘ)農業、(ト)知的所有権、(チ)補助金・アンチダンピング・相殺措置、(リ)競争政策、の9グループがある。
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◎ |
FTAA事務局
- FTAA交渉グループ開催国(ホスト国)(注)に設けられ、各国交渉代表団に対して事務及びロジ面でのサポートを行い、正式な交渉ファイルの管理並びに通訳及び翻訳サービス等を提供する。協定発効後は、事務局は1ヶ所に常設されることになっており、現在、マイアミ、アトランタ、ポート・オブ・スペイン、パナマ・シティなどが立候補している。
- 現在、事務局はホスト国並びに米州開発銀行(IDB)、米州機構(OAS)、国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)の3国際機関から構成される3機関委員会からの基金により運営されている。
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(注) |
FTAA交渉グループのホスト国(事務局設置都市)
- 1998年5月~2001年2月:米国(マイアミ)
- 2001年3月~2003年2月:パナマ(パナマ・シティー)
- 2003年3月~交渉妥結まで:メキシコ(プエブラ)
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