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第7回日本・中米「対話と協力」フォーラム(概要と評価)


平成15年6月2日

1.本フォーラムの概要

(1) 開催期日 5月27日(火)

(2) 開催場所 パナマシティ(シーザーパーク・ホテル)

(3) 参加者 [中米側]中米4カ国(グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ)及びパナマの外務次官(ホンジュラスは外務省官房長、ベリーズは駐中米担当大使が代理出席)。
(オブザーバー参加)
ドミニカ共和国外務次官、中米統合機構(SICA)事務局長、中米経済統合一般条約常設事務局(SIECA)及び中米経済統合銀行(BCIE)の代表。
[日本側]島内外務省中南米局長他

(4) 議題
(イ) 中米統合:中米の変革・近代化のための戦略、「プエブラ-パナマ計画」、米・中米FTA(CAFTA)等。
(ロ) 日・中米協力:対中米広域協力、「中米エンカウンター・イン東京」、貿易・投資、安保理改革、「愛・地球博」等。
(ハ) 国際情勢:朝鮮半島情勢等。

2.成果

(1) 中米統合の現状、我が国の同統合プロセスへの期待・協力、中米による自由貿易交渉の現状等につき意見交換。中米側は、中米の将来は統合の進展にかかっている旨説明。中米側はこれまでの我が国の経済技術協力を高く評価。我が方は、対中米広域協力に関する方針及び要望事項を中米側に伝え、引き続き相互が協力していくことを確認。

(2) 2002年11月東京において開催されたインフォメーション・エンカウンター(「中米エンカウンター・イン東京」)の成功を評価。今後の同エンカウンターの取り進め方、中米の産品及びサービスの展示会の日本での開催等につき議論。

(3) 国連安保理改革に関する対話を深化させることについての合意を改めて表明。常任理事国及び非常任理事国双方の議席拡大を含む安保理改革を早期に実現する必要性を強調。

(4) 中米側は「愛・地球博」に共同で参加する意思を表明し、日本側は中米の参加を促進するために適切な協力を行う旨発言。

(5) 島内中南米局長とカストレジョン・パナマ外務次官が「日・中米フォーラム・フォローアップ・メカニズム設置文書」に署名(同メカニズムの構成・機能については外交ルートを通じ、日・中米間にて引き続き協議することで合意)。

(6) 中米側は、北朝鮮による日本国民拉致問題及び同国の核兵器開発が引き起こしている危険に対し懸念を表明するとともに、これらの問題の早急な外交的解決に向けた期待を表明。

3.今後の課題

(1) 中米統合機構(SICA)の強化:SICAが地域案件の形成や意見調整にリーダーシップをとり、我が国経協のカウンター・パートとなれるような体制と機能を育成するため、現在の専門家派遣の継続・強化以外に、SICAをパートナーとしていかなる協力・支援ができるかを検討。

(2) フォローアップ・メカニズム:フォローアップ・メカニズムの構成・機能について、日・中米間で最終的な詰めを行い、同メカニズムの実質的な活動を早期に立ち上げる。


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