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第6回日本・中米「対話と協力」フォーラム(概要と評価)


平成14年3月14日

1.本フォーラムの概要

(1) 開催期日 3月13日(木)

(2) 開催場所 東京(三田共用会議所)

(3) 参加者 [中米側]中米4カ国(コスタ・リカ、エル・サルバドル、グァテマラ、ニカラグア)、パナマ、ベリーズ(以上中米統合機構(SICA)正式加盟国)とドミニカ共和国(オブザーバー参加)の外務次官及びSICAの事務局代表(ホンデュラスは駐日大使が代理出席)。
[日本側]島内外務省中南米局長、西林中南米局参事官他

(4) 議題
(イ) 中米統合:中米統合の現状、中米の近代化と変革及び「プエブラ-パナマ計画」、対中米広域協力、フォローアップ・メカニズム、対中米投資、インフォメーション・エンカウンター等。
(ロ) 国際情勢:米国同時多発テロ情勢、アジア情勢、国連における協力、地球規模の環境問題、開発資金国際会議、WTO、APEC、愛知万博、中米の治安情勢等。

2.成果

(1) 中米統合の現状及び右に資する協力の方法につき意見交換。対中米広域協力に関する我が方の方針につき説明し、相互の協力が有益であることを確認。

(2) 国連安保理改革、WTO新ラウンド、ヨハネスブルグ・サミット等に関し率直な意見交換を行い、今後の議論と協力の必要性につき合意。中米側からは昨年9月の同時多発テロ事件以降の治安問題への取組みの重要性が強調された。

(3) 昨今アジアとの関係を構築しつつある中米側に対し、ASEAN、中国・台湾、北朝鮮等のアジア情勢及び東アジア・ラテンアメリカ・フォーラム(FEALAC)、APECの動きにつき説明した。更に中米各国に対し、2005年愛知万博への参加を招請し、参加に向けた積極的発言を得た。

(4) 中米側より、双方の多角的な関係強化を促進するための新しいイニシアティヴである「インフォメーション・エンカウンター」(貿易・投資等の経済関係及び学術文化交流を目的とした事業企画)の提案があり、日本として右を歓迎し検討する旨伝達した。今後、具体化作業が進められることとなった。

(5) 前回会合で創設に合意した本フォーラムのフォローアップ機構の具体的内容が中米側より提示され、基本的に合意された。

3.今後の課題

(1) 対中米広域協力の展開:シャーガス病や防災等、従来二国間案件として実施された開発調査やプロジェクト形成調査等の技術協力をフォローアップ機構等を通じて効果的な地域案件に繋げる方策の検討を実施。

(2) 中米統合機構(SICA)の強化:SICAが地域案件の形成や意見調整にリーダーシップをとり、日本経協のカウンター・パートとなれるような体制と機能を育成するため、現在の専門家派遣の継続・強化以外に、SICAを通じた無償協力等、具体的に目に見える支援ができるかを検討。

(3) フォローアップ機構の具体化:同機構の実質的な活動を早期に立ち上げる。

(4) インフォメーション・エンカウンターの実現:枠組みの決定と第1回東京会合の準備・実施。

目次

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