(1) |
第1回、第2回フォーラムに比し、よりフランクな議論が行われたこと。
(例1) |
中米側はアジア通貨危機問題に多大の関心を示し、インドネシアの動向、人民元の今後、南北朝鮮対話への影響等につき質問集中。 |
(例2) |
安保理改革等につき、日本の常任理事国入りには支持を表明しつつも、「日本の分担率は2000年には20%超となる云々の議論の展開は慎重であるべし」との意見表明あり。 |
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(2) |
過去のフォーラムのフォローアップとして、(イ)経済・技術協力、(ロ)貿易・投資、(ハ)国際機関での協力、(ニ)麻薬防止の各面で日本が行ってきた実績を説明し、先方に日本側の誠実さを理解せしめたこと。
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(3) |
国連改革のみならず、対人地雷、軍備登録制度、地球温暖化問題での中米諸国の発する声の重要性と今後より一層の努力の必要性を訴える我が方主張に先方が理解を示したこと。
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(4) |
経済・技術協力については、日本が実質的に中米最大のドナーとなっていることを改めて先方に認識させたこと、他方、財政再建のため本年度よりODA予算が10%削減される結果、対中米援助も量より質へ転換を図らねばならないことにつき先方の理解を深めたこと。
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(5) |
今次会合にはJETROからの参加を得て、日本との貿易・投資促進のために中米側は具体的に何をすべきかにつき、臨場感のある説明が行われ、中米側より評価されたこと。 |