有馬政府代表のカリブ・中米諸国訪問
(結果概要)
平成17年3月
- 有馬政府代表は、2月17日(木)から2月26日(土)にかけて、ガイアナ、ニカラグア、エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカを訪問した。
- ガイアナにおいては、我が国のODAの一部支援により建設されたカリコム(カリブ共同体)本部新事務局の開所式に我が国を代表して出席しスピーチを行い、我が国のカリコムに対する支援及び我が国の国連・安保理改革についての考え方を、カリコム首脳に周知した。(参考1)
- 同じく、ガイアナにおいて、ジャグデオ同国大統領他カリコム諸国の首脳及び国賓として同国を訪問中であったラゴス・チリ大統領と様々な機会を捉えて懇談し、特に国連・安保理改革について意見交換を行った。
- ニカラグア、エルサルバドル、ホンジュラス及びコスタリカにおいては、それぞれ外交関係樹立70周年記念式典に出席し、各国大統領に、外交関係樹立70周年に祝意を表する総理メッセージを個別に手交した。
- また、これら中米4ヶ国において、それぞれ大統領と会談し、二国間関係の強化について意見交換を実施するとともに、我が国の国連・安保理改革について意見交換を行った。
(参考1)
カリブ共同体(カリコム)は、ジャマイカ、ガイアナ、トリニダード・トバゴ等カリブ海及び周辺の14ヶ国1地域で構成される地域共同体。我が国との間では、1993年より事務レベル協議を、2000年には閣僚レベル会議を実施している。新事務所の建設費の一部には、我が国のノンプロ無償(平成13年度)の見返り資金が充当された(総額約920万ドルに対し約329万ドル。右は、総額の約36%)。
(参考2)日・中米交流年について
2005年に、我が国とグアテマラ、エルサルバドル、コスタリカ、ニカラグア、ホンジュラスとの外交関係樹立70周年を迎えること、愛・地球博に中米統合機構(SICA)加盟国(右5ヶ国、パナマ、ベリーズ)が共同出展することから、同年を「日・中米交流年2005」と定め、政治、経済、文化面を含め総合的な記念行事を実施する(なお、「日・中米交流年2005」の対象には、SICA準加盟国のドミニカ(共)も含む。)。
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