イラク情勢に係る邦人保護状況

イラク情勢に係る邦人保護状況

平成15年3月21日／日本時間06：00現在

1．関係国邦人数及び危険情報発出状況

★	白抜き部分が退避勧告発出国
★	邦人数は、2月時点からの変更を示す

国　名

邦　人　数

危険情報発出状況　*カッコ内発出日

重

点

国

イラク

30名（←108名）
（うち短期24名）

（注1）

●	全土「退避勧告」	（2月14日）
	（3月8日までに大使館員は全員出国）

クウェート

86名（←197名）
（うち短期28名）

●	全土「退避勧告」	（3月6日）

イスラエル

554名（←640名）

（うち短期30名）

●	全土＋西岸・ガザ「退避勧告」
		（3月17日）

サウジアラビア

＊カフジ地区90名（←156名）

（サウジ全体）
729名（←1,024名）
（うち短期30名）

●	カフジ地域「退避勧告」
●	イラクとの国境付近「渡航延期」
●	東部州・リヤド「渡航延期」
●	その他「十分注意」	（3月6日）

バーレーン

107名（うち短期5名）

●	全土「渡航延期」（3月17日）

カタール

156名（うち短期36名）

●	全土「渡航延期」（3月17日）

他

の

周

辺

国

トルコ

1,118名

●	ハッキャーリ、シュルナックの各県「渡航延期」
●	上記以外の地域「十分注意」

（3月17日）

ヨルダン

199名（うち短期99名）

●	アズラク以東のイラク国境付近「渡航延期」
●	上記以外の地域「渡航の是非検討」

（3月17日）

アラブ首長国連邦

1,400名

（危険情報なし）

イラン

495名

●	イラクとの国境付近「渡航延期」
●	アフガン国境「渡航延期」
●	シスターン・バルチスタン州、ケルマン州「渡航の是非検討」

（3月17日）

シリア

219名

●	イラクとの国境付近「渡航延期」
●	上記以外の地域「十分注意」

（3月17日）
（注2）

総　　計

5,093名

（注1）

イラクにおける邦人30名の内訳

NGO

6名

（ピース・ウィンズ・ジャパン、北イラク・クルド人地域）

報道関係者

16名

市民団体・個人等

8名

※	上記のうち「人間の盾」志願者を含め軍事行動開始後もイラクに残留する意向の者＝7名「人間の盾」以外の市民団体・個人等で当面残留する意向の者＝2名

（注2）

3月20日付で、渡航情報（広域情報）「対イラク軍事行動に伴うテロの脅威」を発出し、テロに対する注意を喚起。

2．各国邦人保護措置の現状

（1）	イラク
	（イ）	市内の状況（日本時間01：00現在）
		・電話回線が非常に繋がり難くなっている。
		・航空便については、19日以降全て運休。
	（ロ）	邦人保護の状況
		・3月8日までに、現地館員は、アンマンへ出国。邦人保護業務は、限定されている（現補がリエゾンとして残留邦人をフォロー）。
		・バグダッドの国際赤十字委員会（ICRC）等国際機関に邦人保護につき協力を依頼済み。
（2）	クウェート
	（イ）	市内の状況（日本時間04：50現在）
		・市内は平穏。
		・空港は空襲警報の影響によりキャンセル便が多く出ている。
	（ロ）	邦人保護の状況
		・残留邦人に対し商業定期便等による退避を呼びかけている（在留邦人数は、当初の3分の1まで減少）。陸路退避も準備。
（3）	サウジアラビア
	（イ）	市内状況（日本時間03：00現在）
		・リヤド市内については平穏。フライトも通常どおり。
	（ロ）	邦人保護の状況
		・カフジについては、「退避勧告」発出後も、アラビア石油関係者を中心に90名が未だ残留。引き続き早期退避を呼びかけ。
（4）	クウェート
	（イ）	市内状況（日本時間03：10現在）
		・テルアビブ市内は通常どおり。
		・空港は通常通り。フライト状況については、英国航空及びルフトハンザが運航を停止したが、他の運航便の予約状況は厳しくない。
	（ロ）	邦人保護の状況
		・残留邦人に対し商業定期便等による退避を呼びかけている。