イラク情勢に係る邦人保護状況

イラク情勢に係る邦人保護状況

平成15年3月19日／日本時間02：00現在

1．関係国邦人数及び危険情報発出状況

★白抜き部分が退避勧告発出国

国　名

邦　人　数

危険情報発出状況　*カッコ内発出日

重

点

国

イラク

35名→30名（うち短期24名）
（注1）

●	全土「退避勧告」	（2月14日）
	（3月8日までに大使館員は全員出国）

クウェート

83名（うち短期24名）

●	全土「退避勧告」	（3月6日）

イスラエル

565名→555名
（うち短期25名）

●	全土＋西岸・ガザ「退避勧告」
		（3月17日）

サウジアラビア

728名（うち短期19名）
＊カフジ地区は97名

●	カフジ地域「退避勧告」
●	イラクとの国境付近「渡航延期」
●	東部州・リヤド「渡航延期」
●	その他「十分注意」	（3月6日）

バーレーン

158名（うち短期2名）

●	全土「渡航延期」（3月17日）

カタール

156名（うち短期36名）

●	全土「渡航延期」（3月17日）

他

の

周

辺

国

トルコ

1,118名

●	ハッキャーリ、シュルナックの各県「渡航延期」
●	上記以外の地域「十分注意」

（3月17日）

ヨルダン

269名（うち短期34名）

●	アズラク以東のイラク国境付近「渡航延期」
●	上記以外の地域「渡航の是非検討」

（3月17日）

アラブ首長国連邦

1,400名

（危険情報なし）

イラン

553名

●	イラクとの国境付近「渡航延期」
●	アフガン国境「渡航延期」
●	シスターン・バルチスタン州、ケルマン州「渡航の是非検討」

（3月17日）

シリア

219名

●	イラクとの国境付近「渡航延期」
●	上記以外の地域「十分注意」

（3月17日）

（注1）

イラクにおける邦人30名の内訳

NGO

6名

（ピース・ウィンズ・ジャパン、北イラク・クルド人地域）

報道関係者

14名

市民団体・個人等

10名

※	上記のうち「人間の盾」志願者を含め軍事行動開始後もイラクに残留する意向の者＝6名（うち、4名が「人間の盾」への登録が確認されている）

2．各国邦人保護措置の現状

（1）イラク

3月8日までに、現地館員は、アンマンへ出国。邦人保護業務は、限定されている。
バグダッドの国際赤十字委員会（ICRC）等国際機関に邦人保護につき協力を依頼済み。

（2）クウェート

残留邦人に対し商業定期便等による退避を呼びかけている（在留邦人数は、当初の3分の1まで減少）。陸路退避も準備。

（3）サウジアラビア

カフジについては、「退避勧告」発出後も、アラビア石油関係者を中心に97名が未だ残留。引き続き早期退避を呼びかけ。