町村外務大臣のメッセージ
平成16年10月27日
イラクで日本人を人質にしているグループへ。
私は、日本の外務大臣の町村信孝です。
日本はイラクの友人で、日本の国民は、イラクの人々に敬意と友情を持っております。日本は、長年病院の建設や学校の建設などで、イラクの国造りに積極的に協力してきました。今も、我が国はイラクの人々の復興努力を支援しております。自衛隊も、こうした復興努力を支援するために派遣されています。
また、日本政府は、イラクの国造りに向けた国際的な協力を推進することにも外交努力を尽くしています。2週間前には、53ヶ国、4つの国際機関の参加を得て、イラク復興信託基金に関する会合を東京で主催したばかりです。
このような中で、日本人が人質になったことに、日本人の全てが驚き、一刻も早い解放を願っています。とくに御家族の御心痛は非常に深いものがあるのです。人質とされている香田さんは、自衛隊とも日本政府とも全く関係がない純粋な民間人です。日本はイラクの友人です。私そして日本国民の全てが、香田さんの一刻も早い解放を願っております。
※27日、外国プレス(アルジャジーラ、APTN、ロイター、CNN)出演の際に呼びかけたもの。(英語で放送されたものの仮訳) |