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イラク情勢(最近の動き)

2月17日 8:30

 2月17日午前8時30分までの主な動き。

 主な動き

●15日、ポスヴァリュク露外務次官はバクダッドでラマダン・イラク副大統領と会談。
●15日、クリントン大統領はクウェイト、バハレーン、ベルギー、オーストリアの首脳と電話で会談。
サッハーフ・イラク外相は、パリでシラク仏大統領(17日)、アナン国連事務総長(18日)と会談する予定。
●報道によれば、15日、バーガー米大統領補佐官は、イラクが国連査察を拒否し続けた場合に米空軍が空爆に踏み切るタイミングは「日単位ではないが、月単位でもない」と述べ、少なくとも今週内の可能性は小さいことを示唆した。
アナン国連事務総長は、17日午前8時20分(日本時間)からの記者会見において、17日午後(NY時間)に再度P5間の協議を行い、右が終わればバクダッドを訪問する意向を示した。

1.米国

○12日、米議会での武力行使支持決議採択に向けた議論は、議会が再開する23日以降となる見通し。
○14日、空軍のライアン参謀総長はクウェイト入り。
17日、クリントン大統領は国防総省とイラク情勢を協議後、国民に向けた演説を行う予定。
18日に、オルブライト国務長官、コーエン国防長官、バーガー補佐官が米政府の立場を説明するために国内(オハイオ州コロンバス等)を遊説する旨、国務省は13日に発表。

2.イラク

○15日、サッハーフ外相はアンマンにおいてフセイン国王等と会談。
サッハーフ外相は、17日、パリでシラク仏大統領と会談を行う予定。同外相は、デュフルク仏特使がフセイン大統領に手交した書簡に対する、フセイン大統領発シラク大統領宛返書を携行しており、右返書は仏、露、中の努力を結合・一体化することを目的としたものであるとのこと。同外相は、18日にはパリでアナン国連事務総長と会談する予定である旨発表。
○「USニューズ・アンド・ワールド・リポート」最新号は、米下院調査報告をもとに、イラクは大量破壊兵器をスーダン等近隣諸国に秘匿している旨報道(15日、イラク側は右を否定)。

3.各国の動向

(英)13日、クウェイトを訪問中のギルバート国防調達担当閣外相はサーレム副首相兼国防相と会談。14日、官庁街においてイラクへの武力行使に反対するデモ(約600人が参加)。
(露)15日、ポスヴァリュク外務次官はバクダッドでラマダン副大統領と会談。両者はアナン国連事務総長が派遣した専門家チームが到着したことを歓迎し、査察問題の打開に向け外交努力を強めることで一致。
(中)李首相は17、18日にロシアを訪問しエリツィン大統領と会談する予定。
(豪)豪はB707輸送機2機とSAS(Special Air Services)を含む200~250人の人員を派遣する。
(報道によれば、オーストラリアのSAS・約110人は、17日にクウェイトに向け出発する。同部隊は、捜索・救難活動に従事する見込み。また、2機の給油機も17日に出発する予定で、派遣人員は両者合わせて約190人となる。また、他の分遣隊は調査分析の専門家と医療チームを含め、250人ほどで組織される)
(独)13日、キンケル外相は米国に対する軍事的支援の可能性を排除しない旨述べた。また、15日、同外相は、アナン国連事務総長が可能な限り早期にイラクを訪問するよう改めて求める声明を出した。
(デンマーク)14日、南ア訪問中のラスムセン首相は、外交的解決が失敗した場合対イラク軍事作戦に加わる意向を表明。
(NZ)報道によれば、ニュージーランドは、16日の閣議で、対イラク多国籍軍への参加を決定、20人のSAS部隊隊員を捜索救助のため、2機のオライオン対潜哨戒機を同様に捜索救助目的で、更にSAS隊員輸送のためC-130輸送機1機が参加することになった。
(ルーマニア)報道によれば、14日、同国はイラクに対する米国の武力行使を支持し、湾岸地域に自国の兵員を派遣する方針を発表した。
(カタル)ハマド外相は、16日、バクダッドを訪問。同外相はフセイン・イラク大統領と直接会談を行う予定。
(ジョルダン)14日付報道によれば、12日、同国駐在米大使は「米はイラク攻撃に際しジョルダンの領域を使用する予定はない」旨発言。
(イスラエル)15日、ネタニヤフ首相は「もしイスラエルが攻撃されれば、我々には我々の答えがある」と発言。
(イラン)12日にハラズィ外相はアナン国連事務総長及びプリマコフ露外相と電話で会談。アナン事務総長に対してはイラク訪問を呼びかけた由。

4.国連関係の動き

アナン事務総長は、17日午前8時20分(日本時間)からの記者会見において、17日午後(NY時間)に再度P5間の協議を行い、右が終わればバクダッドを訪問する意向を示した。
サッハーフ・イラク外相は、アナン国連事務総長(18日)と会談する予定である旨発言。
○15日午前、アナン事務総長が派遣した国連専門家チーム3人が、バクダッド郊外のハバニヤ空軍基地に到着。



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